【不妊治療・男性目線の魔裟斗さんの本音3】

日経デュアルで掲載中の矢沢心さんの不妊治療体験。

そのパートナーである魔裟斗さんの本音の書かれた前回前々回の記事の

第3弾です。↓

http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/1111113/111300006/

下記は記事の抜粋です↓

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2人目は奇跡の自然妊娠。でも、やっぱり簡単には生まれてくれなかった

(写真は日経デュアルさんからお借りしております。)

長女が生まれたときは、ベビーカーを押すのも恥ずかしかったです。

「男がベビーカーなんて…」と思っていましたし、他人に見られるのもイヤでした。

ましてや、抱っこひもなんて、絶対に無理!

でも、2人の娘の父になった今は、これ見よがしに子どもと手をつないで歩いてます(笑)。

「ふふん、いいだろう?」くらいに上機嫌ですよ。

もしも3人目ができたら、抱っこひもだって着けて、
「どうだ! 見てくれ!」とか、やってしまうかもしれません(笑)。

長女が生まれてからは、沐浴などの育児にも関わっていたので、
寝返りしたときや立ったとき、そういった節目節目も見ています。

最初は正直、「生まれたなー」くらいにしか思っていませんでしたが、
話すようになって、一緒に遊べるようになると、どんどん「かわいいな」と思えるようになりました。

ただ、長女を授かるまでがとても大変だったので、
2人目が欲しいとは思っていなかったんです。

「1人で十分だ」って思っていました。

だから、2人目ができたときは、本当に驚きました

治療をしない限り、僕たち夫婦には子どもはできないと思い込んでいたので、
僕も心も避妊はしなくてもいいと思っていて……そうしたら、なんと自然妊娠したんです。

ある日、心が「少し前からちょっと体調がおかしい」と言って、
1人目のときに通院していた不妊治療専門のクリニックへ行きました。

そうしたら電話がかかってきて、「……できてた」って言うんです。

聞いたときは、「えーっ! なんだよ、それ?」と思いましたが、
「こういうときは『おめでとう』って言っておくべきだよな」と思い直して、
「おめでとう」と伝えました(笑)。

ところが、2人目は妊娠するまでは順調でしたが、妊娠経過のほうにちょっと問題がありました。

妊娠6カ月目ぐらいから胎盤が子宮口を塞ぐ「前置胎盤」になるかもしれないと診断されたんです。

妊娠7カ月目くらいからは出血する危険があると言われて入院を勧められ、出産も帝王切開の予定でした。

心が入院して1カ月ほど経った妊娠9カ月目、
僕が前日に仕事で地方に行って、深夜に帰宅したときのことです。

夜中に何度も電話がかかってきていたようだったのですが、
僕は疲れていて全く気付かず、ぐっすり眠り込んでいました。

朝になって気付いて電話をかけ直したら、
「今日帝王切開の手術をすることになったから、夫であるあなたの許可が要る」という話で。

ビックリして、大急ぎで病院に向かいました。

予定外に早まった帝王切開でしたが、緊急性がそこまで高くない「準緊急帝王切開」ということで、
僕も手術着を着せられ、手術室に入って立ち会うことになりました。

僕は心の頭のほうに立っていたので、横になっている心からは見えない手術室の様子が見えていました。

もちろん手術している部分は見えないようになっていたのですが、
心の体から色々な管が出ていて、出血がどんどん増えてたまっていくのは見えたんです。

「これ以上出血すると大変だな…」と思っていると、
僕の顔色が怪しくなってくるのが分かったんでしょう。

心は下半身麻酔で意識はあったので、
「えっ! 私、そんなに出血してるの?」と、ちょっと焦っていましたね。

そんなことがありながらも、無事次女が生まれました。

ちょっと早めの出産だったんで心配でしたが、生まれてすぐに泣き声を上げてくれましたし、
体重も2500グラム以上あったので、ホッとしましたね。

子どもを持つことで、男はより男らしくなれる

次女が生まれたときも、長女のときと同じように
「生まれたんだなー」というくらいの気持ちでした。

でも、今になって、長女と次女が遊んでいる姿を見ていると、2人生まれてくれて本当に良かったなと思います。

2人目不妊で相談を受けることもあるのですが、
僕にとっては「1人から2人」より、「0人から1人」という違いのほうが大きかった。

夫婦2人の生活と、子どもがいる3人での生活とは、全く違っていましたから。

ただ、子どもが1人のときも楽しかったけど、2人いると、さらにその何倍も楽しいんですよね。

もちろん、子どもがいけないことをして、叱ることも2倍、4倍になりましたが、
かわいいから、そういうことも一瞬で忘れちゃう。

どういう理由で叱ったかとか、後から考えても全然覚えていません。

毎日の信頼関係があるから、子どものほうもどれだけ叱っても大丈夫。

すぐに忘れてくれます。

あんなに「子どもはすぐ汚すからイヤだ」「おむつ替えとか勘弁してくれ」と思っていた僕が、
こんなに子煩悩になるなんて、自分でも思わなかったです。

今は、小さな子どもが家に遊びに来ても、
「おむつ替え? どうぞ、どうぞ」って言いますよ(笑)。
2人目が生まれてからは、タバコもやめました。

僕は、現役選手を引退してから、残りの人生は“長いヒマつぶし”だと思っていたんです。

打ち込むものがなくなって、何をしたらいいのかも分からなくて、
毎日がつまらなかった。灰色の人生でした。

でも、子どもができて、急に人生がバラ色になったんです。

今は子どもと色々な思い出を作ることが心底楽しい。

僕は、子どもの存在に救われました。

僕自身にも、責任感が生まれたと思います。

現役時代はサポートされる側だった僕が、出産に立ち会い、
育児に関わって、サポートする側になった。

そのことで、人としても成長できたと思っています。

昔、よく年配の人に「早く結婚しろ」って言われましたけど、
その意味もようやく分かるようになりました。

結婚すると、イヤなことがあっても逃げられなくなる。

だから、精神的に強くなる。

そして、子どもができると、責任感が芽生えて、さらに強くなる。

男がより男らしくなるし、磨かれる。

子どもが僕に、そういう機会を与えてくれたと思っています。

“トンネル掘りのプロ”を名乗れるくらい、公園通いの毎日

育児の面では、僕は「フィジカル担当」ですね。

僕は子どもが小さいうちは、できるだけ外で遊んで、
体を鍛えることが大事だと思っていて。

それ以外の勉強とか、習い事だとかは、全部心の担当です。

僕は今でも毎日7キロ走ることを日課にしているんですが、
この前は、自転車に乗れるようになった長女が「一緒に行く」と言って、ついてきたんです。

まだ5歳の女の子なので、
「大丈夫かなぁ。途中で泣いちゃうんじゃないかなぁ」と内心思いましたが、
音を上げることなく、最後までついてきて、その後一緒にプールも行きました(笑)。

わが娘ながら、なかなか根性あるなと思いましたね。

でも、そんな長女より、次女のほうが色々な面で早くできちゃうんですよ。

上の子を見ていて「同じようにやりたい!」という気持ちが出て、なんでもマネするからでしょうね。

スポーツで活躍している選手も、次男や次女など下の子どもが多い印象があります。

やっぱり親も1人目より2人目のほうが育児に慣れて、
ちょっとのことでは動じなくなるというか、いい意味で大ざっぱになるというか。

だから子どもは強くなるのかなと思います。

僕も次男なので、改めて納得しました。

 今、僕の日常は公園通いの日々です。

最近は次女と一緒に、砂場でトンネルを掘っています。

僕が作るトンネルはもう、完璧ですよ。

トンネル掘りのプロです(笑)。

山を崩さずにトンネルを掘るコツを伝授できるくらい(笑)。

長女のときは砂場が苦手で、公園にある遊具で遊んでいたんですけど、
「子どもだけじゃなくて自分も楽しい!」という遊びを見つけないと、だんだんつらくなるんですよね。

今はトンネル掘りを見つけたので、子どもと一緒に楽しく遊んでいます。

そうして遊んでいるうちに、2歳くらいまでの子どもにとって、
砂場は人間関係を教えてくれる場所だと思うようになりました。

乱暴な子もいれば、おとなしい子もいて、一つの社会を形成している。

そこで娘も色々なことを学んでいくと思うので、「これは行き過ぎだな」と思うまでは、
僕は子ども同士のやり取りを見るだけで、口出ししないようにしています。

長女のときは、順番を待つという場面では譲ることも教えなくちゃいけないと思って、
「あの子に譲ってあげようね」とか言っていました。

そうしたら、あるとき娘に大泣きされて。

それで、「ああ、これは自分の子に一番愛情を見せないといけないんだな」と気付きました。

だから、次女のときには「どうぞ」はやめました。

子どもと一緒にいると、そういうふうに気付くことってたくさんありますね。

遠回りをしないためにも実績のある病院を選んで

今、こうして子どもがいる生活を送るようになって改めて思うのは、
不妊治療を夫婦2人でやることの大切さです。

子どもは夫婦どちらか1人だけでは作れない。

2人で一緒に進めていかないと、
かけなくていい時間がかかってしまうんだなと思い知りました。

僕も、現役選手のころは全然関わっていませんでしたから、前回も言った通り、
精子検査のときは家で採取したものを容器に入れて、妻に持っていってもらっていたんです。

でも、そうするとやっぱり新鮮さが違う。

それが、成功率の違いにつながっていたのかもしれません。

一緒に病院に行くことで、奥さんも心強いんじゃないかな。

女の人だって、何の不安もなく不妊治療に臨んでいるわけじゃないですよね。

格闘技でも負けが続いている選手って、「一生勝てないんじゃないか」と思うそうですが、
不妊治療でも、何回トライしても赤ちゃんを授かれなかったら、
「何をやってもダメなんじゃないか」って、負のスパイラルに陥ってしまうと思うんです。

だから、なるべく病院には男性も一緒に行くのがいいんじゃないかと思います。

もちろん、30代や40代は仕事が忙しい時期だということは理解できますし、
「お金を稼いで養うのが男の役割」と思う気持ちも分かります。

まして、不妊治療はお金がかかりますから、しっかり働いて給料を稼ぐのは大事なことです。

でも、それでもやっぱり男性に「子どもが欲しい」と思ってほしい

そのために、そして奥さんのためにも、一緒に治療に行ってほしいですね。

僕も「子どもなんて自然にできるでしょ」と思っていたけど、そうじゃなかった。

病院に行かないと難しい人もいるということを、
僕が身をもって体験しているからこそ、そうしてほしいと思います。

これから病院を選ぶ方や転院を考えている方には、
まず「家から近いかどうかではなく、病院の実績を見て決めたほうがいい」とお伝えしたいです。

実績のある病院は「混んでいて時間がかかるんじゃないか」とか
「治療費が高いんじゃないか」とか、皆さん色々と考えたり、悩んだりするでしょう。

でも、近くの病院に通ってから転院するかもしれないなら、
たとえ混んでいても実績がある病院に通ったほうが結局は近道なんじゃないでしょうか。

確かに費用は少し高いかもしれないけど、
最初から実績のある病院に通うことで短い期間で授かれたら、
総額としてはかえってかからないように思います。

僕たちの経験を参考にして、子どもが欲しいと願うカップルが1組でも多く子宝に恵まれたら、
それ以上にうれしいことはないな、と思っています。

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