【不妊治療・男性目線の魔裟斗さんの本音1】

日経デュアルで掲載中の矢沢心さんの不妊治療体験。

そのパートナーである魔裟斗さんの本音が書かれた記事です。↓

http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/1111113/102400004/

下記は記事の抜粋です↓

=========================

おしどり夫婦として知られる女優・タレントの矢沢心さんと
日本人初のK-1世界王者・格闘家の魔裟斗さん。

2人は、5歳と3歳の2人の女の子のママとパパであり、不妊治療の経験者でもあります。

今回からは夫・魔裟斗さんにバトンタッチして
男性側の視点から不妊治療への関わり方や子育てなどについて語ってもらいました。

第1回は心さんとの出会いから結婚を経て
心さんの決意を知って魔裟斗さんが不妊治療に本格的に関わろうとするまでのお話です。

(写真は日経デュアルさんからお借りしております。)

僕にとって同棲は結婚同然。だから、実は重かった

心と出会ったのは、僕が20歳の頃。

「近くで車が動かなくなっちゃった」と

知り合いから連絡があったので行ってみたら
そこに一緒にいたんです。

最初は「矢沢心って誰だっけ?」という感じで、
名前もあまり聞き覚えがなかったし、
女優さんだということも知りませんでした。

初対面なので、普通はお互い気を遣うと思うんですが
心は僕に気を遣わせないように話してくれました。

僕は人見知りだし、口下手なほうなので、それがすごく心地よかった。
今ではもうどんなことを話したのか、全然覚えていないけれど、
「気遣いができる、会話の上手な人だな」と思ったことは覚えています。

それから連絡を取り合うようになり、2人で出かけるようになりましたが、
その頃の僕はまだK-1に出る前で、「これからどうやって自分を売り出していこうか」と考えていた時期。

とにかく仕事が一番だったので、正直彼女を作るつもりはありませんでした。

だから、言葉は悪いかもしれないけれど
心と付き合ったのは成り行きというか、深く考えてのことではなかったですね。

付き合ってから1年くらいたった頃、「一緒に住まない?」という話になりました。

当時、心はストーカーに遭って怖い思いをしていたみたいで、1人暮らしは不安だったようです。

でも、昔から僕の中には

「一緒に住む=結婚を前提にする」という意識があったので
この話は「付き合う」ことよりも、ずっと重かった

20代前半で仕事もまだこれからという時期に
結婚まで考えるということですから、本当に悩みました。

そうして悩みに悩んだ末、将来心と結婚するという決心をして
双方の家にも挨拶に行きました。

実際に結婚したのは、それから5年後です。

お互いにどういう人間かはもう分かっていたし
僕は27歳、心は25歳になっていたので
「そろそろ結婚する時期かな?」と。

今考えると、「まだ若かったかも……」と思いますが
当時は「結婚って、そのくらいの年齢でするもんでしょ」という気持ちがありました。

心に「生理が来ない」ということは、一緒に住んでいたのでもちろん知っていました。

だけど、特にそれが問題だとは思っていませんでしたね。

「そういう人もいるんだな」くらいの認識でした。

現役時代はとにかく仕事が第一で、それだけで頭がいっぱいだったので
それ以外のことにはあまり関心がなかったんです。

結婚しても、子どもが欲しいとは思っていなかった

赤ちゃんや子どものことも、全然かわいいとは思ってなかった。

若かったし、友達と遊んでいるほうがずっと楽しかった。

子どもがいるとうるさいし、汚れるし、何よりもその空間が子ども中心になるでしょう?

話していても、子どもが何かしたらそちらに気を取られてしまう。

それがイヤでした。

周りに子どもが生まれた友達ができ始めると
皆で集まるときに子どもを連れてくることがありましたが
そういうときも内心「連れてくんなよ」と思っていました。

だから、結婚しても「子どもは何人欲しい」とかは
考えたこともなかったです。

心は考えていたようですが、僕は全く関心がありませんでした。

「子どもの頃は、小さな子と遊ぶのが好きだったよ」と親に言われましたが
「そうだったかなぁ……?」という感じでした。

そんな調子だったので、もし現役だった頃に子どもができていても、遊んであげたりすることはなかったと思います。

現役時代は、常にプレッシャーがあってイライラしていて
自分以外の人間の面倒を見る余裕なんてなかった。

子どももきっと、僕のことを嫌いになっていたんじゃないかな。

そう考えると、授かるべきときに授かったんだなと思います。

赤ちゃんは将来のパパとママを上から見ていて
この世界に下りてくる時期を自分で決めるというような話を聞きますけど
あれはまんざらウソじゃないかも、と思うことがあります。

うちの子も、きっと上から僕を見ていて

「今行っても、パパは全然余裕がないから、かわいがってもらえない」

って思ったんじゃないかと、そんな風に思うんです。

子どもに対する気持ちは、結婚から1年がたち
心が「不妊治療を始めたい」と言ってきたときも
実はほとんど変わっていませんでした。

当時はまだ現役でK-1に出場していたころで、とても関わる余裕がなかったし
内心では「子どもなんて自然にできるでしょ。そんなに考えること? そこまでしなくちゃいけないの?」
と思っていました。

でも、「心がやりたいのなら、好きなようにやっていいよ」というスタンスを取っていました。

それは、心が1回目の転院をして、体外受精にステップアップしてからも、変わりませんでした。

だから、最初のクリニックのときも、転院してからも
心と一緒にクリニックに行ったことは、ほとんどなかったと思います。

流産をきっかけに初めて知った妻の気持ち

2度目の転院は、僕が偶然あるパーティーに出席したことがきっかけでした。

実は、僕は知り合いに誘われるまま、何のパーティーなのかもよく知らずに行ったんです。

出席してみたら、それは不妊治療のクリニックの院長先生が主催するパーティーだった。

その知り合いは不妊治療をしていて、僕も心が治療していることを話したことがあり
前にも「自分たちが通っているクリニックはいいよ」と声をかけてくれていました。

でも、僕は「うん、そのうちにね」とずっと流していたんです。

それで、僕にはあえて詳しいことは話さずに、パーティーに誘ってくれたようです。

院長先生は大の格闘技好きで、すぐに打ち解けることができました。

僕が何気なく「なかなか子どもができないんですよね」と話すと
院長先生は驚いたようでしたが、すぐに「僕のところに来なさい。なんとかしてあげるから」と言ってくれました。

心には、家に帰ってその日のうちに「行ってみない?」と話をしました。

心もそのクリニックの名前は聞いたことがあったみたいで
すぐに転院することになりました。

けれど、そうなってもまだ、僕はそれほど真剣に子どもが欲しいとは思っていませんでした

その気持ちが変わったのは、2度目の転院後に心が流産したときです。

以前に、赤ちゃんが育っていなくて
包んでいる袋(胎嚢)だけが残っている「枯死卵」ということがあったので
心は受精卵がおなかに着床したことをとても喜んでいました。

僕も、心がずっと努力していることは知っていたから、良かったと思っていました。

その日は、車でクリニックに送って行って、診察の間、僕は車で待っていました。

このクリニックに転院してからは、できるだけ付き添うようにしていましたが
不妊治療クリニックとか産婦人科とかは、独特の雰囲気があって、正直、中には入りたくなかったんです。

診察が終わって戻ってきた心に「どうだった?」と尋ねると、答えがありませんでした。

しばらくすると、半分泣きながら、「心臓、止まってた……」と言いました

「どういうこと?」「何それ?」僕は事情が分からずまた尋ねましたが、無言の時間が流れていきました。

僕は心を神宮外苑のいちょう並木が見えるカフェにそのまま連れていき、ただ2人で静かに過ごしました。

もう、声のかけようがなかった。「大丈夫だよ」なんて、軽々しく言えない。

だって、大丈夫じゃないんだから。

結局、時間が解決するほかなくて、僕はそばにいてあげることしかできない。

そのとき、僕は「子どもはもういいんじゃないか」と思いました。

心がこんなに傷ついているなら、かわいそうだと思ったんです。

子どもがいなくたって、僕と心の2人で生きていけばいい。子どもはもう諦めよう。

しばらくたってから、心にそういう話をしました。

ところが、心は意外なことを言ったんです。

私は、あなたの遺伝子を残したい。

だから、子どもを諦めることはできない。

授かるためだったら、どんな治療でもする」と。

僕の本名は小林というのですが、心はその小林家の歴史のことまで話し始めて

「おじいさんやお父さん、お母さんから引き継がれてきた遺伝子を、自分も残したい」と言いました。

今まで不妊治療をしてきた間、心からそんなことを聞いたことがなかったから、ビックリしました。

僕は、一度もそんな風に考えたことはなかったし
心がそんな気持ちで治療をしていたなんて、思いもよらないことでした。

それからです。僕が「自分も本格的に協力しよう」「ちゃんとサポートしよう」と思うようになったのは。

心の覚悟を知って、僕も本気で取り組まなければと思いました。

幸いなことに子どもに恵まれた今

「もしかしたら、あれが、僕たちが子どもを授かるための大きなターニングポイントだったのかもしれないな」

と感じています。

 

===========================================

【西宮市・尼崎市の不妊・妊活鍼灸・整体マッサージ】

産婦人科医も推薦『れんげ鍼灸整体院』

◎住所◎

兵庫県西宮市深津町3-28

ロイヤルメゾン西宮北口Ⅴ102

◎受付時間◎

9:00~19:00(時間外は応相談)

◎定休日◎

日曜・祝日

完全予約制で1日7名様まで

(新規は1日2名様まで)

ご予約・お問い合わせは

TEL: 0798-27-7337

『ホームページをみて…。』と

お気軽にお電話ください。

(電話の受付は、21時までおこなっております。)

メールのご予約・お問い合わせは

お問い合わせページにて

お気軽にご予約・お問い合わせください。

(メールの受付は、24時間年中無休でやっております。)


Warning: Use of undefined constant お名前 - assumed 'お名前' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/rng2016/mama-naru.com/public_html/wp-content/themes/refinepro/comments.php on line 31

Warning: Use of undefined constant メールアドレス(公開されません) - assumed 'メールアドレス(公開されません)' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/rng2016/mama-naru.com/public_html/wp-content/themes/refinepro/comments.php on line 33

Warning: Use of undefined constant ウェブサイト - assumed 'ウェブサイト' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/rng2016/mama-naru.com/public_html/wp-content/themes/refinepro/comments.php on line 35

コメントを残す