◎月経期
受精卵が着床しなかった場合、黄体は退縮し、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの
両方の分泌量が急激に減少します。
厚くなった子宮内膜は剥がれ落ち、月経として体外に排出されます。
◎卵胞期
月経開始から排卵が起こるまでの期間です。
脳からの指令により卵巣内の原始卵胞が徐々に成熟します。
成熟卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)が沢山分泌され、
子宮内膜が厚くなっていきます。
卵胞ホルモンの働きで、心も身体も好調な時期です。
◎排卵期
卵胞が十分に育つと卵胞ホルモンの分泌量がピークに達します。
排卵が近づいてくると、粘りけのあるおりものが増えます。
脳から排卵の指令が出て、卵胞から卵子が放出されます。
◎黄体期
排卵後は卵胞が黄体に変化します。
この黄体から黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、
その作用で子宮内膜はより厚く、受精卵が着床しやすい状態になります。
また、黄体ホルモンの分泌によって体温が上昇します。
人によっては、様々な不快症状が現れる場合があります。