アロマターゼ阻害薬とは…
閉経後の乳がん患者様に使用されるお薬です。
乳がんの発生や成長には、女性ホルモンであるエストロゲンが関わっています。
閉経前の女性では、エストロゲンは主に卵巣で生成されます。
閉経後は卵巣機能が低下するため、アロマターゼという酵素の働きによって、
副腎から分泌されるアンドロゲン(男性ホルモン)から少量のエストロゲンが
生成されます。
アロマターゼ阻害薬は、アロマターゼの働きを抑えることでエストロゲンの生成を
阻害する薬です。
◎分類◎
①:アロマターゼと結合することで働きを妨げる。
②:アロマターゼの働きを完全に不活性化する。
◎副作用◎
消化器症状(吐き気、下痢など)、関節痛、骨粗鬆症、ほてり、多汗 …etc